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20歳超えても「おち○ち○」とかで笑ってしまう人向け映画

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  • 2018年9月5日
  • 読了時間: 5分

更新日:2018年9月15日


多分今この記事を携帯で読んでる人は、周りの目が気になっているのではないだろうか。

大丈夫です、もう手遅れです。



4年ほど前の話になるがアメリカに留学している際、冬休みにニューヨークに行くことになり、その機内で『We're the Millers』(邦題:『なんちゃって家族』)というコメディ映画を観た。

それが死ぬほど面白くて、機内で声を出さないように笑うのが辛かった。

アメリカのコメディはツボに入ってこないものも多いが、これだけは圧倒的に良作だと記憶していた。


時を超えて、(僕の中では)伝説的なその作品が、Netflixにやってきた。

「あの頃のこの映画が面白かったという記憶は、そっとしておくべきではないか」というと言う不安もあったが、気づいたらジェニファー・アニストン観たさに再生ボタンを押していた。

そして僕の不安はあっさり解消されることになる。

やっぱりこれはとてつもない良作であった。


今回は、個人的には『ハングオーバー!』シリーズなんかよりも何倍も面白い、

僕の中のアメリカのコメディ映画で上位に食い込んでくる作品を紹介しようと思う。

絶対に笑ってしまうことを約束しよう。


隠れ名作、隠れていない下ネタ

まずは簡単に本作品のあらすじを紹介する。

・ドラッグディーラーであるデイヴィット(左から2番目)が、ひょんなことからボスのドラッグとお金を無くしてしまう


→デイヴィットは腹を決めてボスに謝罪に行くと、一発逆転の仕事を持ちかけられる。それが超高級マリファナを2トン車に積んで、メキシコから持ってくるというものだった。


→「詰んだ〜」とため息をついていたデイヴィッドだったが、ある時キャンピングカーに乗っている家族をみて、ひょんなことを思いつく

「俺も家族としてキャンピングカー乗って、そこにマリファナ隠しとけば、いけるんじゃね?」


→そこでいつもデイヴィッドにくっついてくる18歳童貞くんのケニー(左から3番目)をゲット。さらに家出少女だったケイシー(左から1番目)もゲット。最終的に最後まで渋っていたストリップダンサーのローズ(左から4番目)も同行が決定し、ここにミラー一家という「なんちゃって」な家族が出来上がる。さて、そんな彼らのロードトリップはどうなるのか、、、


的な話なのですが、

それはもう笑いのセンスが良い。間の取り方であったり、喋り方であったり、国境をゆうに超えるアメリカンジョークがたくさん出てくる。


キャラの立たせ方も上手で、それぞれのキャラにフォーカスした話が所々で挟まれるから、何故かだんだんこの家族に感情移入することになってしまう。

悟りの感情やテキトーさが、テンポ良く、でもオフビートな感じで出てくるため、観ている方としては、なかなか飽きが来ない。


と、つらつら書いていても分からないと思う。

なので、そろそろ僕が今回の記事で一番言いたいことに移ろうと思う。


僕自身はこの『なんちゃって家族』で、初めてウィル・ポールターという俳優を知った。

まあそれから彼の顔が頭にこびり付いていて離れないのだが、

彼の顔は一体どうなっているのだろうか。


あそこが痛くてたまらないウィル氏

女性陣に囲まれ驚きを隠せないウィル氏

もふもふ中のウィル氏

とんでもない”すっとんきょう”フェイスの持ち主だ。

ハリウッドで一流中の一流として認められている役者は、セリフではなく表情だけでキャラクターの心情を正確にかつ繊細に伝えることできる。


アカデミー賞だろ。

なんだこのドヤ顔。

ちなみに彼が描いているいるのは、何だと思いますか?

そうです、正解はスケボーである。

もし黒人のあそこだと思った、そこのあなた。絶対この映画好きです。



ワゴン車の距離感とは何か

〜『リトル・ミス・サンシャイン』との関連性

『なんちゃって家族』はラストに向かっていくに連れて、「家族とは何か?」という命題を浮き彫りにしてくる。

そこで下ネタで笑い転げていた観客へ、謎の方向からジーンとさせに来るのだ。(とはいえ最後の最後まで笑わせに来るが)


その手法が、インデペンデント映画にも関わらず大ヒットし、2006年にアカデミー賞を受賞した『リトル・ミス・サンシャイン』と似ている。


「家族とは何か?」という命題に対して両作品とも独自のアプローチで迫っていくが、共通しているのが、「家族がワゴン車(RV)に乗って旅に出る」という点にある。


おそらく飛行機や電車で家族旅行に出ていたら全く違う作品になっていたのではないかと思う。

ワゴン車で進むことで、その家族だけが、その家族だけのルートで、その家族だけのペースで進んでいく、いやそれこそが家族として成長していく唯一の術であると言っているような気がする。

両作品とも、主人公一同と同じように旅をしている人と出会うが、皆それぞれ進むペースであったり進む道が違う。だからこそ、意味があり、家族が再生するきっかけにもなり得るのかもしれない。



「(結婚生活を長続きさせる秘訣は、)妻を売春婦として扱うんだ。

安い、汚い、売春婦としてな。」

なんて真面目なことを書いてしまったが、本編を通じて描かれるのは、わかりやすくウィットの効いたジョークと、ど直球の下ネタパレードである。

思わず「うまい」と言いたくなるものから、「いやあ分かるわ、その気持ち」と言いながら笑ってしまうシーンが非常に多い。


国によって笑いのセンスなんて違うのに、「ハリウッド」という大義名分の元に作らざる得なくなったコメディというジャンルの作品に置いて、数少ない成功作だと思う。


是非、恋人や親と観るのは控えて、

元気が出ない時や一人の時、腹を抱えて笑い合える仲間と観て欲しい。

何が面白いのかよくわからないけど、20歳すぎても「おちんちん」で笑ってしまうあなたにはピッタリの、とても低俗な映画だ。


観終わった後は、「NO RAGRETS(後悔なし)」となることであろう。


「NO RAGRETS」の意味は、是非映画でご確認ください。


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