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僕は『テラスハウス』に入れない。

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  • 2018年6月10日
  • 読了時間: 5分

更新日:2018年9月3日

最近、『テラスハウス』を見始めた。

見始めた、と言っても湘南編はリアルタイムで見ていたため、現在の話に付いていこうとしているのだが、そんな最中、視聴者なら全員陥ったあの感覚を覚え始めている。


「『テラスハウス』に出てえ」


「何故出たいか」という理由は人それぞれだと思うが、男性陣からしたら美女たちと同居するというだけで、もう十分な理由となり得るだろう。

他にも単純に「夢を追ってる人達と住むの楽しそう」とか「家がでかい」とか、人それぞれ『 テラスハウス』に出たい理由があると思う。もう視聴者=『テラスハウス』入居希望者だ。


でも、『テラスハウス』の新しい入居人としてもっともふさわしいのは、僕だと思う。

ということで、もし僕が晴れて『テラスハウス』に出たら、以下のことを約束しよう。

これを読んでるあなたが少しでも「え、面白いかも」と思ったら、それが僕が『テラスハウス』に出るべき理由になる。

なお、僕の中では湘南編で止まっているため、アロハステイトだがなんだが知らないが、以下は湘南編の家と登場人物を想像して読んで欲しい。

<Last week of Terrace House(全開までのあらすじ>

まいまいがてっちゃんに告白した後、てっちゃんは『テラスハウス』を出ていく。

涙の別れから、残された大樹くん、洋さん、みーこ、リナティ、まいまいは新しい入居者に期待を膨らませていた。。。。



<69 week of Terrace House>

①「汁男優」として入居

2,3人、ブラウザを閉じた音がした。


『テラスハウス』を『テラスハウス』足らしめる要素、それは「スタイリッシュさ」だと思う。みーこが白菜を切れば、みずみずしく見えるように照明をバンバン当て、リビングの壁はいっつも真っ白だ。「撮る側」と「撮られる側」の暗黙の了解がそこに垣間見える。

だからこそ『テラスハウス』には、「下ネタ」が究極に出てこない。徹底的に排除されている。

まずはその予定調和を壊すことで、僕が『テラスハウス』を次のステップへ持っていく。

おそらく、まいまいあたりはトボけた顔で、「『汁男優』って何?」とか無邪気に聞いてくる。そのあたりで半笑いの 大樹くんが「まあまあ」とか言って制止してくるが、それを振り払い懇切丁寧に「『汁男優』とは何か」を語る僕。カオスである。これをどう「スタイリッシュ」にみせるか、プロデューサーの腕の見せ所である。

ちなみに実際は「汁男優」ではなく、絵本作家だ。もうこの時点で視聴者の記憶に刻まれること間違いなしだ。


②一切、家事をしない

皿洗いはおろか、ごみ出しも掃除もしない。その癖やたらゴミを出す。「マイカップ」として持参したのはプラカップ100個。もはや、狂気にも近い嫌がらせ。

いや、むしろ見ず知らずの人と生活をしていく中で、今まで逆にこういうのがなさすぎた気がする。

こうして入居1週間目にして、他メンバーから詰められ始める。でも、詰められたら謝る。全く直らないけど。



<70week of Terrace House>

③突然、まいまいのギターをぶっ壊す

大乱闘である。1対5の状況を自ら作りに行くこの反骨精神に、少しづつ視聴者の中でもファンが出来始める。

泣き叫ぶまいまい、殴る洋さん。テラスハウスが血で赤く染まる。

ちなみにギターを壊した理由は「むしゃくしゃしてたから。」


④全裸で家を徘徊し始める

屈託のない笑顔で「リラックスできるようになってきた」とか言いながら全裸で歩き始める。そんな僕に、一同空いた口が塞がらなくなる。「『汁男優』だよ〜」とか言い始める僕。

この辺からリナティが裏で番組スタッフに僕の降板を要請し始める。

でも、ここは相席屋ではない。シェアハウスである。サイコパスは住み続ける。


⑤突然のみーこへの恋心

男子部屋で急に洋さんと大樹くんを集めると、みーこへの恋心を吐露する僕。そして今までの狂った行動は全てみーこの視線を集めるためだったと説明。あまりにも手段を間違え過ぎている。

しかし、そこは優しい大樹くんと洋さん。「気持ちは伝えた方が良い」と背中を押す。それに励まされた僕は女子部屋へみーこを呼出に行くが、実は告白したかったのはリナティであり、リナティとみーこの名前が逆に覚えていたことに気づく。自分の記憶力に自信を無くした僕は、少し病みはじめる。



<71week of Terrace House>

⑥聖南さんの顔をみて大爆笑

クリスマスパーティーということでテラスハウスに遊びにきた聖南さんの顔面をみて僕が大爆笑。モラルのかけらもない笑いに、一同騒然。「ドナルドダックみたい」と連呼しているうちに、聖南さんがずばっと「出て行け」と放つ。


⑦テイラー・スウィフトと付き合い始める

「彼女が出来た」とメンバーに報告していた僕は、テラスハウスのディナーに招待することに決める。他のメンバーは、その日僕の担当を決めるじゃんけんを僕の目の前で行い、まいまいが負ける。

「1秒でも早く終わってほしい」と口に出しているまいまいの前に現れたのが、テイラー・スウィフト本人。唖然とするまいまいを前に、「僕の彼女のブリトニー・スピアーズです」と紹介する僕。テイラーは僕もまいまいも英語が喋れない為、ずっと気まずそうにしていた。



<72week of Terrace House>

⑧卒業を報告

僕は「汁が出たから」という理由で、テラスハウスからの卒業をメンバーに報告する。他メンバーからの笑みが止まらない。

「早いけど、明日の朝には出て行こうと思う」と涙ながらに報告する僕。「いや、今すぐにでも消えて欲しい」と言わんばかりの大樹くん。

こうして僕の短い、でもすごく(2つの意味で)濃いテラスハウスが終わった。




え、なんか追い出されたんだけど。

いや、実際に入ったらもっと上手くやりますよ。人の恋も応援して、夢も追いかけて、掃除もしますよ。パンツ履かないで。

ダメだ、今日は全部脱ぐ方向に行ってしまう。

このままだとマジで『テラスハウス』に出れない。いや、てか、脱がなくても出れない。僕は『テラスハウス』に出れない。辛い、辛過ぎる。


気づいてしまった、僕はテラスハウスに出れない。

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