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24歳・彼女なしの男性が、『東京ガールズコレクション 2019』に乗り込んできたっていう話

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    n/a
  • 2019年4月29日
  • 読了時間: 6分


なんだこのロゴ、俺の目をぶっ壊す気か。




突然だが、世の中には2種類の人間がいる。

男性と女性だ。

少なくとも私たちは生まれてきた時、この2種類のどちらかに、自動的に振り分けられている。

そこからどの道を行くのかは人それぞれだが。


私は兄弟に女性がいることもあったり、

今までお付き合いさせて頂いた女性がサイコパスやメンヘラから、超絶ハッピー野郎までいたりするため、

その辺のウブな男よりは「女性」という生き物を理解しているつもりだった。


でも、それは勘違いに過ぎなかった。

世界は広かった。

そして、「女性」とは恐ろしい生き物だった。


という訳でだいぶ遅くなってしまったが、

『東京ガールズコレクション2019』という地獄から生還してきたので、その報告をしよう。

とはいえ、単純に報告すると「吐きそうだった」で終わるので、

今回はもう少しあの異様な光景を思い返してみて、

特に僕が「女性は恐ろしい」と思ったポイントを挙げてみる。


女性は恐ろしいポイント①・思考能力の欠落

「ここはゲーセンか?」と思うくらいうるさい音楽で、『東京ガールズコレクション2019』(以下、「TGC」)は始まった。

司会は最近調子に乗っているお笑い芸人の小藪と、

チップとデールを足して高須クリニックにぶち込んだような顔をしているアナウンサーの田中みな実だった。


僕は2階席に先輩に奢ってもらったビールを片手に陣取った。

1階のフロアに

は、偏差値が低そうな女性で溢れていた。


TGCと言うイベントの概要説明が始まった。

「マイナビさんの提供・・・」「・・・これもマイナビさんが付いております」と、

まるで自分の親族に本当にそう言う名前の奴がいるかのように、田中みな実が「マイナビさん」を連呼する。

「マイナビさんねえ・・」と馬鹿そうな声で小藪が重ねる。

全く笑わない1階の女たち。


かく言う自分も同じような業界にいるので分かるが、

これって企業にとって意味あんのか?と改めて思った。


そんなことより、上の写真にブスとチップ以外にもう一人いるのは、お気づきだろうか?


そう、奴の名前は新田真剣佑。通称、マッケン。

田中みな実風に言うと「マイナビさんおかげで」、今回のイベントのオープニングに、サプライズで登場したのだが、

彼がステージに降り立った瞬間、フロアにいた大量の女たちが一斉に叫びだした。


「きゃあああああああああああああああ!!!!」(黄色い声援)

「ぎゃあああああああああああああああ!!!!」(黄色い声援)


ジョーズでも来たのか?

横アリの壁がぶち破られそうなほどの歓声の中、

マッケンは颯爽とランウェイを歩く。

そして端まで行ったマッケンは、決めポーズをするのかと思いきや、驚きの行動にでる。

耳くそをほじったのだ。


男性諸君、自分が数千人の女性から黄色い歓声を浴びているときに、

「耳くそほじる」を決めポーズにしますか?

僕はしないですよ。

僕だったら、「サタデーナイトフィーバー」をします。

(参考)

さて、耳くそをほじったマッケンに女性の歓声もテンションも爆上がり。

多分3人くらいあれで生理になったんじゃないか?


にしても、不思議だ。

何故、女と言うものは、俺が他の女といい感じになった時は、ありとあらゆる可能性とロジックで俺を追い詰めるくらい頭がキレる(実体験)のに、

何故、マッケンが耳くそをほじっただけで、頭がパッパラパーになってしまうのだろう。


何故、俺からの食事の誘いを断る時はスパッとLINEスタンプ一つ(実体験)なのに、

何故、マッケンにはイルカの鳴き声みたいな声で叫べるのだろう。


マッケンは君のことなんか見ていないから、

自分をプリンセスかなんかと思うのはそろそろやめて、

俺みたいな手堅いところで手を打っておこうぜ、な?


メガホンでそんなことを叫びたかったが、

多分あいつらの頭には「マッケン」と「私」しかいないんだろうな。

女性は恐ろしい。


ちなみにマッケンはトークまじでつまんなかった。



女性は恐ろしいポイント②・主役殺し

マッケンフィーバーが終わり、ようやくランウェイが始まった。

そうだよ、俺はマッケンが耳くそをほじるのを見に来た訳ではないんだよ!


生まれて初めてランウェイと言うものを見たが、これはなかなか興味深かった。

というのも男性にとって、TGCのランウェイは2つの楽しみ方がある。


1つ目は、「ファッション」としての楽しみ方だ。

女性のファッションというのは、なかなか興味深くて、モデルの着こなしやそのブランドの伝えたいテーマによって、

服や色の組み合わせ方がかなり違い、同じモデルでも別ブランドの服ならまるで別人のように見える。


2つ目は、「男性」としての楽しみ方だ。

物凄く当たり前のことだが、TGCでランウェイを歩く人はとてつもなく美人だ。

おまけにスタイルも良く、ファッションセンスも完璧ときた。

それはそれは目の保養になる。

「こういう人たちしか出てこないTinderないかな」と友達が言っていた。

ねえよ。



ただ、ここでも女性の恐ろしさを知ることになった。

仮に会場のボルテージ(=黄色い声援)があがることを、会場が盛り上がっているとしよう。

その定義の場合、会場が盛り上がるのは、アイドルが歩く時だ。

モデルではない。


素人から見ても、モデルの方が歩き方がしなやかで、アイドルなんかよりスタイルも良いのに、

会場が盛り上がるのは、乃木坂だが赤坂だが知らないがその辺の大学生みたいな奴が歩いた時だ。


そこに、モデルたちへのリスペクトはない。

1階のゾンビたちは、おそらくファッションショーに来たなんて自覚はなくて、

なんか芸能人がたくさん出るイベントに来たのだろう。


「ディズニー来たけど、乗り物乗らないでずっと私のこと撮ってね!」(実体験)

そこに、ミッキーへのリスペクトはない。




女性は恐ろしいポイント③・「ホールジー?誰?」

大変遅くなってしまったが、そもそも私が何故TGCに行こうと思ったかを説明しよう。


それは今アメリカで、Anna Marieと同じくらいチケットが取れないHalseyが来ると聞いたからだ。

今もっとも勢いのある女性歌手で、

The ChainsmokersのCloserを歌っている人と言えば、ピンと来るかもしれない。


Halseyはあまりにも唐突にやって来た。

会場が暗くなり、スクリーンにファッションブランドのロゴが映される。

その文字が少しの間映し出されると、次の瞬間煙に巻かれて「Halsey」の綴りに変わる。

本人登場。「Closer」のイントロが流れる。


「誰?」

急にどしらけする会場。

「『Halsey』っていうファッションブランド知らない」

そんな声が聞こえたような気がした。


頑張って歌うHalsey。喉の調子は完璧だった。

「え?誰?知らない」

僕らの後ろで見ていた女子が言った。

今すぐ殴り殺そうかと思ったが、友人になだめられ、とりあえず耳くそだけほじっておいた。


何故こんな旬なアーティストを生け捕りにしてしまうのか。

地獄のような時間だった。

Halseyが歌いきり、最後に丁寧に頭を下げでも、パチパチとまばらな拍手がなるだけだった。

これからもう旬なアーティストを呼ぶのはやめてほしい。トラウマになっちゃうから。

いっそSlipknotとか呼んでほしい。会場にいる女性たちも割とこんな感じの顔の方が多かったので、共感をよべると思う。




色々書いてしまったが、

女性は恐ろしい、それが僕の結論だ。

奴らはイケメンの前では頭が一気にバカになり、

僕らみたいなブサイクには、それっぽい理屈をつけてランチ代を払わせようとしてくる。

そしてもう1つわかったのは、僕はこんな記事を書いているうちは、

彼女はできないだろう。

まだまだ女性の研究は足りないようだ。

そう思い、帰り際に友達に聞いてみた。

「来年も行く?」

友達は僕の目をまっすぐ見て言った。

「なしよりのなし」

その日の夕日は、耳くそみたいに小さかった。



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